平成13年度:大江町立本郷西小学校
         第3,4学年・学級通信  はくしゅ
   bR1   2001.5.30
 
 『作文君』の使い初め
 
◇『作文君』とは、原稿用紙の名前です。
 
《SSさん》・・・評価A
 小林先生がろう下を歩いて教室に入ってきました。つくえの前で止まり、考えるようなかっこうをしました。そのまま遠くを見るような目をしました。
 
《Mさん》・・・評価B
 先生が教室にはいってきました。そして、つくえの前で、うでをくんでいました。何か、考えごとをしているようなかんじでした。
 
◇以下の10秒ほどを作文に書かせたのが、上の作文です。
 
「さあ、行くよ!」
  廊下から声をかけました。
    →スタスタと歩いて教室に入りました。
      →教室の前の方に立ち、腕を組みました。
   →「ここまで!」
 
 書く時間は、3分間ほど。
 見事な集中力でした。頭を使い、脳味噌をフル回転させている、いい雰囲気でした。
 書いた後、評価しました。            
     C  →書き直し!      
     B  →まずまずだな。    
     A  →よし。          
     AA →よ〜し!        
     AAA→超よ〜し!      
 どんどん読んで、ひとことコメントして、評価です。こちらも真剣に聞いていました。              
◇全員の評価が終わったところで、再チャレンジです。
 私の行動を、ちょっとだけ変えました。最後、腕を組むのではなく、両手を腰に置いたのです。
 
《SSさん》・・・評価AA
 小林先生がろう下を歩いてきた。下を見て、何だか、かなしそうな目をしている。
 先生のつくえの前で止まり、いったんまどの方を見た。
 そして、こしの所に手をやり、天じょうを見た。みんな、
「あはは。」
と、わらった。
 
《Mさん》・・・評価AA
 小林先生が教室にはいってきた。
 手をこしにあてて、てんじょうを見ていたから、
「何かいるのかな?どこを見てるんだ?でんきかな?」
と思いました。
 手をこしにあてたとき、みんなが、
「アハハハハハ。」
とわらいました。
 
◇時間は同じく3分間ほど。
 1回目の評価を終えた後、
「頭・心・目・耳を使った作文がいい文章です。」
と、まとめました。
 SSさんと、Mさんの作文を載せました。二人の作文だけでなく、みんなみんな、見事に向上していました。
◇国語の時間は、しばらく、作文の学習を続けます。

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